うちのくだらない話

ポジティブに生きたい母の心の叫びを綴るブログ

笑ってはいけない

どうも。ドラ母です。

 

先日、姑が遊びに来てくれました。

 

楽しかったですがとっても疲れました。

我慢しすぎて。

 

孫が自分に懐くようになってからは嫁の私にも優しくなった姑ですが、所詮は嫁と姑。

まだまだお互いに気を遣う間柄。

 

相手の顔色をチロチロ確認しながらちょっとずつ踏み込んだ話題にも挑戦するっていう、そんな関係。

 

だから笑ってはいけないのです。

 

愛する夫を産み育ててくれた、敬うべきお義母様の言い間違いを笑う権利など、嫁にはないのです。

 

姑「明かりをつけましょ ぼんぼりにー

おはなをあげましょ もものはなー

ににんばやしのふえたいこー

きょうは楽しいひな祭りー」

 

いち姫「おばあちゃん、ごにんばやしやろ。ににんばやしって言ってたで。」

 

姑「言ってないで?ごにんばやしって言ってたで?」

 

いち姫「じゃあもう一回歌って。」

 

姑「明かりをつけましょ ぼんぼりにー

お花をあげましょ もものはなー

ににんばやしのふえたいこー

きょうは楽しいひな祭りー」

 

いち姫「ほらな」

 

姑「ちゃんと言ってたで。ごにんばやしって。」

 

言ってません。 

 

危ない危ない、ニヤついてしまった。

微笑んどこう。

 

 

姑「ドラ母ちゃん、いち姫ってシラミのフライは好きか?シラミ。」

 

白身(しろみ)、ですよね。白身魚

シラミって頭にわくヤツですからね。

 

私「はい、好きです。」

 

ヤバかったー。吹き出すとこやった。

 

姑「あ、お茶はいらんよ。ポットボトルのお茶持ってきたから。」

 

ペットボトル、ですよね。

 

あかん。息苦しい。

旦那、旦那はどこや。

 

姑「二太郎くん、もう食べへんのか?お腹いっぱいか。じゃあお手て合わせて、お地蔵様でした、しようか。」

 

ごちそうさま、ですよね。

 

すごい。休む間もなく間違えてくる。

 

姑「あれ、どうしたんや?ドラ母ちゃん。」

 

しまったー!!!

バレたー!ヒクヒク笑ってるのバレたー!!!

 

私「いや、あの、ちょっと思い出し笑いしてまして。昔の。」

 

別に姑は私が笑っても怒ったりしないので笑えばいいだけなんですけど、一回笑ってしまうと止まらなくなって笑いながらのたうち回ってしまうので、そうなったらやはり失礼だろうと思って我慢するのです。

 

姑「昔?」

 

そこでその場を取り繕うために、記憶の片隅にし舞い込んでいた私の黒歴史を引っ張り出して慌てて披露することにしました。

 

あれは、そう。

 

小学6年生の時。

 

当時私は、妹と友達と3人で少林寺拳法の道場に通っていました。

 

その日はずっとトイレに行きたかったんですが行くたびに使われていて、すっかりタイミングを逃したまま終わりの時間になってしまいました。

 

その道場では、稽古の終わりに精神統一の為なのかなんなのかわかりませんが、全員(30人くらい)が正座して憲法か何かを唱え、最後に目を閉じて合図があるまでひたすら静かに黙ってるんですが。

 

その合図っていうのが、静まりかえった中突然先生が竹刀を床に叩きつけるので、ビビりな私は毎度毎度驚きのあまり飛び上がっていました。

 

文字通りに。

 

けれどその日は我慢しすぎて膀胱がパンクしそうだったのでヒヤヒヤしてたんです。

 

いつもみたいに飛び上がってたら弾みで出てしまうって。

 

だから今日は、今日こそは飛び上がるもんかと歯をくいしばって合図を待っていたんです。

 

そしたらですね。

 

結局、バーン!という竹刀の合図でいつも通りに飛び上がったんですが、膀胱は何とか持ちこたえてくれて、あ、良かった、ってホッとひと安心したんです。

 

で、最後の挨拶の為に立ち上がった時。

 

ジャー!!

 

なんと。全部出てしまいました。

 

いくら止めようとしても勢いづいて止まりません。

 

なんとか途中で止めようと必死に抑えたその時。

 

ブッ!!

 

全く警戒していなかったお尻からも発射。

 

もちろん、前にも後ろにも左右にも人はいます。

 

 

あー!どうしよう!!

 

 

どっち抑えよう!!!

 

前を抑えて後ろを抑えて大忙しな私を無視してくれた前後左右の男の子達、本当にありがとう。

 

おかげで救われました。

 

そんなこんなでお漏らしパニックに襲われた後、みんなが帰るまでその場にしゃがみこむことにしました。

 

だって、足元に水溜まりできてるから。

 

そこへ妹と友達がやって来ました。

 

「早く帰ろうー」

 

うん。帰りたい。けど今動いたらバレる。

床に足跡つく。だから、

 

「ちょっと雑巾持って来てくれへん?誰かがお茶こぼしたみたいやねん。踏んでしまってん。」

 

 

大ウソつきました。

 

それを信じた妹と友達が雑巾を持って来てくれました。

 

「あ、拭かなくていいよ!自分で拭くから!ちょっとジャンパー持って来てくれへん?」

 

 

腰に巻くから。

 

だってほら。

 

べちょべちょやから。

 

お茶踏んだどころじゃない濡れ方やから。

 

下半身が。

 

そうして誰にもバレることなく?なんとか無事に道場を後にしたって話を披露したのです。

 

身振り手振りを添えながら。

 

じっと聞いていた姑は

 

「そうか。」

 

と、ひとこと。

 

 

笑ってくれやー!!

 

そうか、って。

それだけですかいな!

笑ってよ。

今こそ笑ってくださいよ。

嫁が身振り手振り前抑え後ろ抑えしてるんですから。

 

未だに姑の笑いのツボがわからない。

 

だから嫁も、姑の言い間違いを笑うわけには

いかないのです。

 

 

今日もくだらない話を聞いて頂きありがとうございました。

 

それては、また🎵