うちのくだらない話

ポジティブに生きたい母の心の叫びを綴るブログ

HSC人一倍敏感な子の自己肯定感を上げるかもしれない10の方法

どうもこんにちは。ドラ母です。

 

※今回はHSCの記事で超〜長いので興味のある方だけご覧ください。

 

2014年生まれの長女いち姫はHSC(Highly sensitive child人一倍敏感な子)で、その特徴23項目全てに当てはまっています。

 

敏感で繊細で感受性が強くて傷つきやすくて怖がりで、まるで雨に打たれて震えている子猫のように全てに怯えて生きていました。

 

母親である私以外には例え身内でも懐かないし、初めての場所なんて絶対行かないし、義実家にも友達の家にもスーパーにも怖がって泣き喚いて入らないし、少食偏食でろくに食べないせいか、敏感で神経を擦り減らしていたせいかわからないけど、しょっちゅう体調崩して点滴やら検査やら入院やらで病院ばっかり通ってたし、幼稚園に通いだしたら登園拒否で毎朝大騒動だしで育てにくさ満載でした。

 

「甘やかしすぎなんじゃないのか」

「ちゃんと躾できてないからじゃないのか」

「怒らないからじゃないのか」

 

見兼ねた周りの人間にはそんな余計な助言をもらいましたが「そうやね〜」と笑って聞き流していました。 

 

うるさいなー、ほっとけよって思いながら。

 

だって躾云々の問題じゃないんですよ、HSCの育てにくさって。

 

もう生まれた時からずっとイヤイヤ期。

 

親はヘトヘト、イライラ、ボロボロ。

 

ちょっと怒ったら震えあがって知恵熱出すし。

 

褒めて育てたはずなのに自己肯定感がめちゃくちゃ低くて「私なんてどうせ無理」と何もチャレンジしないからできる事が少なくて、でも周りの子はどんどんできるようになるからますます自信をなくして。

 

ブランコだって最近ようやく乗れるようになったんですよ?

 

公園なんて砂場以外怖がって全然楽しめなかったし、鉄棒もできないし、自転車も補助輪無しじゃ未だに乗れない。

 

全ての事に恐怖を見つけ出しては怯え震えていました。

 

ただただ大変だった日々。

 

思い出しただけで貧血で倒れそうです。

 

そんな我が娘いち姫ですが、最近は少しずつ自己肯定感が上がりつつあります。

 

それはもちろん本人の頑張りによるものや、幼稚園の先生や優しいお友達に恵まれたというのが多大な要因だと思うのですが、私達親が縁の下で力を振り絞って支え続けているってのも大きく関係していると思うのです。

 

そこで今日は、我が家がHSCの娘の自己肯定感を育むために実践している10の事をお話ししたいと思います。

 

 

1.とりあえず共感して無理をさせない

 

うちの子どもは突然訳のわからないところでHSCならではの敏感さを発揮してました。

いつも行ってるスーパーやレストランを急に怖がり出して入りたがらないなんて日常茶飯事。

はぁ〜!?って言いたいのが本音ですがそこはグッと我慢します。

余計に酷く泣くだけだから。

泣かれたら大変なのは親ですらね。

「そうか怖いのか。じゃあ今日は入るのやめておこうね」そう言って何度半額の卵やハンバーグランチに後ろ髪ひかれながらその場を後にしたことか(涙)

嫌がるには何か理由があるんです。

甘やかしてるんじゃありません。

自分と子どもに無理させないだけです。

 

 

2.怖がってばかりいないでママと一緒に闘おうと励ます

 

少し成長してくると、共感はしますが恐怖に立ち向かう事を教えました。

「今日はこの店のマネキンが怖いのね?ほんまや。怖いね!でも大丈夫!ママの方が強いから!いち姫ちゃんもママに似て強いんやから安心して。ママと一緒に戦おう!大丈夫。ずっと抱っこしてるから。」

とかなんとかなだめすかして5回に1回は挑戦できるようにすることで、自分は強いんだと思い込ませました。

今では「私は誰よりも強い」と勘違いするほど気を強く持つようになりました。

 

世間は厳しいのです。

HSCだからって決して甘くはないのです。

「HSC?何それ?だから何?」で終わりです。

なのでうちの子には強い気持ちを持ってもらうべく恐怖と戦って克服する事の大切さを説き続けています。

 

もちろん無理強いせずに少しずつ。

 

ですが直感は大切にしなさいと教えています。

危険だと思ったらすぐに逃げなさいと。

 

HSCは敏感であるからこそ直感力は優れていると思うので。

 

 

 

3.環境の変化がある時にはたくさん甘やかして心を癒やす

 

幼稚園入園の時、下の子出産の時、小学校入学の時など環境が変わるときはこれでもかと言うほど世話を焼いて甘やかします。

 

なんなら赤ちゃん扱いだってします。

 

人一倍敏感なだけに人一倍疲れているので、躾なんて二の次です。

とりあえず心身共に癒やします。

 

そうした方が逆にいい子だったりします。

 

ただし、危ない事や人に嫌な言動をしたらガッツリ怒ります。

 

 

4.とにかく笑わせる

 

変顔したり好きなキャラクターに成り切ったりひたすらくすぐったりYouTubeの面白動画を見たりして、とにかく笑わせます。

笑いはいちばんリラックス効果があると思うので。

 

 

5.帰宅したパパに"今日の子どもの良い所"を報告し本人に聞こえるように褒め倒す

 

パパが帰宅したら真っ先に「今日、給食いつもより早く食べられたんやってー!」「今日も帰って来たらすぐに宿題したよ!しかも自分から進んでしたのよ!」「今日も鉄棒の練習頑張ってあと少しでできそうだったよー!」など、その日子どもが頑張った事を本人に聞こえるように報告し、両親で褒め倒します。

本人はかなりご満悦です。

 

6.どんな小さな事でもいいから成功体験を積ませる

 

恐怖心が強くてできる事が少ないうちの子ですが、そんな自分にコンプレックスを持っています。

それを放って置けばますます自信を失くすのでどんなに小さい事でもチャレンジしたら褒め、できたら更に褒めてやる気を引き出します。

決して無理強いせずめちゃくちゃ低いハードルを与えてチャレンジさせます。

その積み重ねで6歳にしてやっとブランコに乗れるようになった娘。

周りから見ればとても小さい事ですが、本人にとっては大きな自信となり、また新しい事にチャレンジしたい!と意気込んでいます。

ブラボー!!

 

 

 

7.親が悪い時は素直に謝る

 

敏感な子の自己肯定感を育むために、絶対に周りの子と比べちゃいけない、今はしっかり癒やしてあげなきゃいけない、無理強いしちゃいけない、頭ごなしに怒っちゃいけない…っていつの間にか親がガチガチになってしまって、ついつい爆発してしまうって時があります。

 

もっとリラックスすればいいのにうっかり肩肘張って結局頭ごなしに怒ってしまう。

 

そんなときは素直に謝ります。

 

親だからって聖人君子じゃあるまいし、そりゃたまにはブチ切れますから。

 

最近流行りの叱らない育児もいいですが、"大人だって感情的に怒るんだ"って場面は親だからこそ見せた方がいいと私は思います。

 

だってひとたび集団生活に入れば理不尽な事で怒鳴られるなんてたくさんあるでしょ。

その時はじめてショックを受けるより、親のすごい剣幕を見て予めショックを受けてる方が免疫ついて受け止め方も違うと思うから。

 

だからたまにブチ切れたくらいで親も必要以上に自分を攻める必要なんてない。

きちんと謝ればそれでいい。

(人格を否定する言葉や暴力は論外)

と思ってます。

 

親が謝る事で子どもの自信にも繋がります。

 「自分の判断は間違ってなかったんだな」って。

 

大人だからっていつも正しい判断ができるわけじゃない。だから常に自分の意見を持とう、相手が大人だからって何でも言いなりになっちゃいけないよ、といつも子どもに伝えています。

 

 

 

8.「大丈夫。ママ(パパ)が必ず守る」と伝え続ける

 

不安が強い子ですから、生まれてすぐからずっと伝え続けて来た言葉です。

もちろん今でも伝え続けています。

絶対にパパとママが守り抜く、と。

 

 

9.この子は天才なんだと信じ抜く

 

世界共通子どもは皆、天才です。

 

我が子ももちろん天才です。

天才だと思っていれば、突拍子もない発想もこだわりも全て受け止められます。

 

この発想が、このこだわりが将来地球を救うかもしれないって思ったら、自然と我が子の意見を尊重して我が子を信じたくなります。

 

親に信頼される事で子どもは自分の決断を信じる事ができると思うのです。

 

例え床に這いつくばって泣き叫んでいるだけだとしても、

「公衆の面前でこれほど自己主張できるなんてなんという強者。将来大勢の人の前で演説する準備なのかも。さすが天才」

そう思って見る事ができたら(安全確保は最優先)、我が子へのイライラが尊敬の念に変わります。(空腹時は無理)

 

他人が何と言おうと関係ない。

 

親バカ万歳!!

 

 

 

10.親自身の楽しみを見つける

 

専門家でも何でもないくせにグダグダと長い記事を書いてしまいましたが、結局のところ、まずは親が自分の人生を楽しむ事だと思います。(ありきたりで申し訳ないですが)

 

そうすればきっと笑顔になれますから。

 

親の笑顔が子どもにとっていちばんの癒やしになりますからね。

 

自己肯定感なんて簡単に崩れるし、とっても脆くて何度も何度も諦めずに積み重ねて行くものだから、側で見守る親の笑顔が大切なんですよね。

 

きっと。

 

だけど笑顔でいるのがいちばん難しい!!

ついついイライラガミガミ言ってしまう。

 

必死になりすぎて。

 

その度に謝り倒して娘にボロクソ言われますが、"堂々と自分の意見を言って親を打ち負かすなんて上手に育ったな。さすが私が育てた子。"と自画自賛して自分の自己肯定感を保っています。

 

そうでもしなきゃやってらんないですからね。

 

 

 

以上はあくまでもなんの知識もない我が家が我が子の為だけに辿り着いた方法ってだけですので、押し付けでもなんでもありません。

 

しかもうちの子はまだ7歳。

 

これからどう育つのか、この方法があっているのかなんて全くわかりません。

 

ほんの参考程度に見て頂けたらなと思います。

 

最後に…

HSCの子どもは共感力が高く人の気持ちや場の空気を瞬時に読み取るのに長けていると思うので、その長所を活かせば末はリーダーシップを発揮する素晴らしい人材になるか、違う視点で物事を捉えるのでアーティストになるんじゃないかと密かに思っております。

 

子どもの未来は無限大!

親の空想も無限大!

 

疲れ果ててついついイライラするけれど。

大丈夫だ、全ては良い方向に向かってると自分に言い聞かせて、今日も最大限にサボります。

 

じゃなきゃやってらんないですからね。

 

まとまりのない長い文章を最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

 

おわり