真夜中の子ども漫才 笑わないと寝てあげないゾ!?
どうも。ドラ母です。
新型コロナによる自粛期間中のある夜、突然、5歳の長女いち姫が1人漫才をはじめました。
いち姫「ピヨちゃん(最近のお気に入りのぬいぐるみ)漫才でーす!」
突然のお姉ちゃんのかけ声で、眠りかけてた0歳二太郎が目を見開きました。
うわ〜と思いながら、両親はとりあえずご機嫌なお姉ちゃんの漫才を鑑賞。
いち姫「なー、ピヨちゃん、今日天気悪いなー?なー?雨やなー。なー?
明日も雨らしいでー。そーなん?嫌やなー。じゃあ明日公園で鉄棒しよーっと。だから明日は雨なんやってば!
ありがとうございましたー!」
お?ピヨちゃん役までやって大変そうやけどなかなか面白い。
二太郎は眉間にしわ寄せてるけど泣いてないからもう少し様子見よう。
いち姫「次いきまーす!
今日あっついなー!夏やん!ほんま暑いわ!帽子被って行こう。ガチャ。うわ、寒ー!まだ冬やん!帽子被ってる場合ちゃうわ!コートも持って来てて良かったー!ってこれ布団やんけ!
ありがとうございましたー!」
ブハッ!!!
まさかの爆笑!!
5歳にしてはかなりの出来栄えで両親のツボにがっちりはまりました。
(少々言葉は悪いですが。)
二太郎はパッチリ目覚めていつもの寝起き記憶喪失。隣のパパが思い出せない模様。
いち姫「次いきまーす!
(本読みながら透明の壁にぶつかる芸)あははー、この本面白いなー!あははー!痛っ! なんやこんなとこに。あははー、ほんまこの本面白いわー!痛っ!もう〜、あははー、痛っ!もう〜、あはは〜痛っ!あはは×20…
うわっ!(いきなりこける)痛ーっ!なんや次は石かいな!なんやここ!二度と来るか!」
22時を過ぎた頃、お疲れのパパが延々と続く漫才を寝転がって鑑賞し始めると…
いち姫「あ、すみません、社長さん。起きて下さい。座って見てください。社長さん。」
なんとパパは社長に。
いち姫「可愛い赤ちゃんですねー!あーよしよし。はーいおもちゃどうぞー!」
お姉ちゃんの漫才で一度も笑わなかった二太郎がおもちゃをもらってやっとニコニコ。
お姉ちゃんはひと安心です。
いち姫「次いきまーす!
この本面白いなー!痛っ!あははー!痛っ!…」
見えない壁にぶつかる芸が延々と続く…
また寝転がってしまったパパ。
いち姫「すみません、社長さん。起きて下さい。すみませんね。座って見て下さい。」
他にもたくさん面白い漫才してくれたけど、眠くて眠くてたまらないのにあくびさえ許されず、ひたすら爆笑し続けなければならないという一触即発の時間を長く過ごしたが為に、記憶が飛んでしまった社長一家でした…。
ただ一つ覚えているのは…
いち姫「パパはゼロパーセント、ママは10パーセント、ばあば(おばあちゃん)は100パーセントや!何かわかるか!?子どもの面倒みる上手さのパーセントや!好きな事させてくれへん大人はあかんのやー!」
恐らく、睡魔に耐えかねた社長がそろそろ寝ようと声をかけてしまった事による大爆発だったと思います。
お姉ちゃんのブチギレ姿を見て二太郎はとてもご機嫌に笑っていました。
眠すぎてその後の記憶はありません。
こうして自粛期間中の生活リズムは崩れまくっていきました…。