うちのくだらない話

ポジティブに生きたい母の心の叫びを綴るブログ

ママのお腹に入るまで〜 我が家の長女生まれる前の記憶

どうも。ドラ母です。

 

「ママは綺麗でも可愛いくもないで。ただの肉のかたまりや。」

 

コロナと猛暑で家に引きこもり、溜まったストレスを"抹茶練乳氷 by セブンイレブン"の爆食いで解消している母に3日連続うちの長女いち姫がぶつけてきた言葉です。

 

今日はそんないち姫のスピリチュアルストーリーをご紹介します。

 

 

**********

 

なかなか子どもを授からず泣き暮らした新婚時代。

私は毎晩夜空を照らすお月様にお願いしていました。

「どうか、どうか私たち夫婦に子どもを授けてください。夫に似た可愛い子を。必ず大切に大切に育てます。」

 

結婚2年目のある日、とうとう念願の妊娠が判明しました。

ですが喜びも束の間、すぐにお腹が張って出血してしまい病院に駆け込みましたが願いもむなしく流産してしまいました。

 

病院での会計待ちの間、溢れる涙を周りに悟られないように下を向いていると、涙でボヤけた視界にニッコリ微笑む女の子の顔が浮かんできました。

 

もしかしたら、流産した子かもしれない…

 

そう思った私は目を見開きました。

 

女の子は私を優しく見つめニコニコしながらだんだん薄くなっていきます。

 

あぁ消えないで。ママを1人にしないで。

 

思わず床に這いつくばりそうになったその時、頭の中で声が響きました。

 

「ママ待っててね。すぐ戻ってくるからね。そしたらずーっと離れないからね。」

 

そう言って女の子は消えてしまいました。

 

地元で人気の産婦人科。たくさんの人で混み合う中、声を押し殺して泣きました。

 

その1年後。

いつものようにお月様にお願いしているとすぐ下に雲が浮かんでいるのが見えました。

不思議な形の雲で逆三角形の中に「子」と書いてあるように見えました。

 

妊娠した!

 

そう直感しました。

 

逆三角形が子宮、「子」は赤ちゃんを意味すると思ったからです。

 

検査するとやはり妊娠していましたがまた流産しないか気になってあまり喜べませんでした。

 

お腹の子が心配でたまらなかった妊娠初期。

つわりにも悩まされました。常に吐き気があり何も食べられず水を飲むのがやっと。今では考えられませんが一気に4キロも痩せました。

家にいてもほとんど寝てばかり。苦しい中ふと天井を見上げるとクモが2匹🕷這っていました。

 

不思議なことにクモ🕷は私が部屋を移動すると同じように移動してきます。

 

寝ても覚めてもつわりで苦しく帰りが遅い旦那以外に誰とも接していなかった私はいつしかクモ達に話しかけるようになっていました。

 

「クモさん達…。いつも見守ってくれてありがとう。どうかお腹の赤ちゃんのことも見守ってね。」

「クモさん達、おはよう。今日もなんにも食べたくない。このつわり、なんとかしてくれへんかな。」

「クモさん達、なんか面白いことない?なんか気まぎれる話しして…」

 

無理難題を押し付けられても、クモ達はめげずに私の側にいてくれました。

 

ついにつわりが終わり、食欲が戻ってからは私の快進撃がはじまり17キロもの脂肪をまとって臨月を迎える頃には、側にいて励ましてくれたクモ達の事はすっかり忘れていました。

 

急な心拍低下の為、緊急帝王切開で生まれてきたいち姫はとにかくよく泣きました。

夜も抱っこじゃないと眠りません。

生後4ヶ月になるまで私の睡眠時間は平均2時間でした。

 

その後もママにべったり、ママじゃないと嫌だと言って私からずーっと離れずにすくすく成長したいち姫。

 

4歳を目前にしたある日ふと思い立ち、生まれる前の事や胎内記憶について聞いて見ました。

 

ドラ母「いち姫ちゃん。ママのお腹にいた事、覚えてる?」

 

いち姫「覚えてるよ。赤かった。それでクモの巣だらけで怖かったんだよ。」

 

ドラ母「え、クモの巣?」

 

胎内記憶でよく聞く「暖かかった」とか「ふわふわのベッドで寝てて気持ち良かった」という答えじゃなくて意外でした。

 

いち姫「うん。それでね、クモが2匹いたんだよ。クモの先生なんだ。それでこの世界のことをたくさん教えてくれたんだよ。」

 

この時、ずっと忘れていたクモ達をやっと思い出しました。

 

まさか本当に見守ってくれていたなんて!!

クモさん達本当にありがとうございます!!

 

いち姫「お空からね、ずーっとどのママのとこに行こうかなーって探してたんだよ。」

 

感動する母の目から溢れる涙。

 

いち姫「それでね、ママを見つけたんだよ。」

 

ママを探してくれてたの?

ありがとう。

ママもね、いち姫をずーっと待っていたんだよ。

 

いち姫「あのママなら楽しませてくれると思ったからママのお腹に入ったんだよ。」

 

!!!!!!!!

 

泣きました。

声を上げて泣きました。

思いっきりいち姫を抱きしめながら幸せすぎて泣きました。

 

いち姫「お空ではね、大きなおじいさんが1人でたくさんの赤ちゃんの面倒を見てるんだ。みーんな仲良しで男の子は青い羽根、女の子はピンクの羽根が生えてるんだよ。」

 

すごい!!

天国か?神様か?

 

いち姫「みんなで歌ったり遊んだりしてすっごく楽しかったんだよ!」

 

ドラ母「すっごーい!!いち姫ちゃん、お空の事覚えてんの?」

 

いち姫「もちろん!!楽しかったんだもん!でもね、ママにも会いたくなったんだ…」

 

!!!!!!!!

 

ふたたび溢れ出る涙。

 

いち姫「お空のおじいさんにね、どのママがいいか選びなさいって言われてね、このママがいいって言ったの。」

 

ありがとうありがとうありがとうありがとうありがとう!!

大好き!!愛してる!!

 

いち姫「でもホントはね、ヤマダさんて人のとこに生まれるはずだったんだよ。」

 

???

 

いち姫「おじいさんがね、ヤマダさんていう家のママの方が綺麗でお金持ちだけど、ホントにこのママでいいの?って。」

 

あれ?神様?

 

 

いち姫「綺麗じゃなくて貧乏でいいからこのママがいいって言ったんだ!!」

 

あ、ありがとう…

 

いち姫「そしたらおじいさんがじゃあいいよ、行っておいでって。太陽の光の滑り台でシューって降りてきたんだよ。」

 

もうなんでもいい!

ちょっと理想と違う答えやけどなんでもいい!

綺麗じゃなくて貧乏なママとか…さすが神様!当たってます!

 

生まれてきてくれてありがとう!!

 

大好きだよ、愛してるよ、いち姫!!

 

 

そしてそのまた2年後…

 

いち姫「ママは綺麗でも可愛くもないで。ただの肉のかたまりや。ただ私がママのこと大好きなだけ。」

 

まわりくどい愛情表現でも母はじゅうぶん幸せです。

 

でも…

 

あの…神様?

 

"綺麗"はもうどうにもならないといいますか、もう諦めでるんですけど"貧乏"の方は何とかなりませんでしょうか…?