うちのくだらない話

ポジティブに生きたい母の心の叫びを綴るブログ

ママ友なんていらない私がママ友の心を鷲掴みにした方法

どうも。ドラ母です。

 

突然ですが私は"ママ友いらない派"です。

人間関係はただでさえ複雑なのに子どもが絡むと余計面倒になるからです。

元々人見知りで家族や気心の知れた友達以外にはなかなか心を開けない私には新しい人間関係を開拓するのが苦痛だし、そして何より、ママ友とつるんで話しをするより子ども達とまったり過ごす方がよほど好きなのです。

 

そんな私に遊ぼう遊ぼうと頻繁に連絡をくれるママ友がいました。全然気乗りしなかったのですが子ども同士仲が良いので仕方なく一緒に遊んでいました。

 

向こうも私が乗り気じゃないのは知っていたと思います。それでも根気強く誘ってくれました。

 

インドアで心配性で人見知りで面倒くさがりでよく食べる私とは正反対の彼女はママ友も多く常に誰かとつるんでいたい人。私とは真逆の価値観の持ち主です。

 

ある日そのママ、りさちゃんが言いました。

 

りさちゃん「ドラ母ちゃんてさー、いち姫ちゃんが幼稚園行ってる間にさー、他のママ友とお茶したりとかしーひんの?」

 

ドラ母「しーひんよ。面倒くさいやん。」

 

りさちゃん「でもさー、二太郎くんもいずれ幼稚園行くやん?二太郎くんと同じ歳の赤ちゃんいる○○さんとかさー、仲良くしといたら?二太郎くんが入園した時の為に。」

 

ドラ母「え?なんで?嫌やし。私ママ友とかいらんもん。面倒くさいし。」

 

ママ友を前にママ友いらない宣言をするバカ。

 

りさちゃん「え…、(困惑の表情)でもさー、じゃあ△△さんとかはー?ドラ母ちゃん、人当たりいいんやからさー。」

 

ドラ母「あー、笑顔で挨拶とかするし?」

 

りさちゃん「うん、まぁ、それもやし雰囲気も…」

 

ドラ母「それはね、短時間やから笑顔ふりまいて雰囲気良くできるんよ。お茶とかしたら2〜3時間みっちりやん?嫌やねん、そういうの。しかもよその子の親とか興味ないし。」

 

その"よその子"はアンタの愛娘のクラスメートや。

 

ドラ母「しかもさー、子ども同士も仲良くないのになんのメリットがあるんやさ。私興味ない人に質問とかできひんし話し続かへんもん」

 

りさちゃん「…まぁ、な…」

 

私に一度も何の質問もされたことのないりさちゃんの顔に浮かぶ隠しきれない困惑の色。

 

ドラ母「ていうかさー、りさちゃんてなんでいっつも私にママ友作りって言うの?もしかして1人でかわいそうって心配してくれてんの?」

 

私のド直球質問にうろたえるりさちゃん。

 

りさちゃん「え?違う違う。ただな、ドラ母ちゃん誰とでも仲良くできそうやしーと思って。」

 

ドラ母「無理無理。ママ友なんかほんまいらん。家族とママ友じゃない友達がいたらじゅうぶんやから。」

 

りさちゃん「へー…、あー、そう。」

 

みるみるうちに曇りだすりさちゃんの表情。

が、そんなことではへこたれないスーパーポジティブなメンタルの持ち主。

少し引いてはいらっしゃいますが。

 

りさちゃん「ま、ええやん。それなら。確かに、いらんっちゃあ、いらんし。」

 

そう。いらないんです。ママ友なんて。

常にお互いの子を褒めあってさりげなく自分の子を自慢して心の中で比較して…習い事とか進路とかかかりつけの病院とか…いちいちいちいち聞いて…イヤイヤ!面倒くさい面倒くさい!

 

参観日も保護者会も誰とも喋る必要ないやん!

 

とは思いつつ…

 

喋ってるんですよね、幼稚園行くと。

 

ドラ母「あー!久しぶりやん!元気やったー!?あ!○○ちゃん髪切ったん?似合ってるー!!え、いち姫?あー、もう最近伸ばしたいって言うから〜エルサにしてってもう髪がサラサラすぎてくくりにくくて大変なんやん。(うわ、ちょっと前髪切り過ぎたんかな○○ちゃん)そういえばダンス習ってるんやんね?楽しい?他になんかしてるん?へー!!英語も!?すごーい!え、インターとか行くん?行かへん?え、将来は留学させる?すごーい!そういえばさー、いい耳鼻科知らん?いち姫がアレルギーでさー、いつもどこ行ってるん?」

 

 

…って、全部お前が聞いてるんやないかーい!!

 

え?

 

そうです。

 

いちいちいちいち興味もないのにその場のワイワイガヤガヤの雰囲気に飲まれてちゃっかり溶け込んでペラペラペラペラ…そういう自分が面倒くさいねん!!疲れんねん!!

 

その場のノリで喋ってるだけのテンションやし長時間は無理やねん!

 

りさちゃんわかって。そこんとこわかって。

 

りさちゃん「じゃあさ、家にあんまり人呼ばへんの?」

 

ドラ母「呼ぶよ。友達は。あと親戚、家族。」

 

りさちゃん「…友達って学生時代とかの?」

 

わかってる。わかってるよ、りさちゃん。

 

ドラ母「うん。昔の職場とかの友達も。」

 

りさちゃん「そうなんや。」

 

りさちゃんがそんなに根掘り葉掘り聞く理由。

一緒一緒!私も一緒!

 

ドラ母「うん。それでもたまーにやけど。呼ぶのは。」

 

りさちゃん「なんで?」

 

もう一歩踏み出したいのよね!大切な我が子の為に私たち親子を捕まえときたいのよね!

 

ドラ母「久しぶりに家に呼ぶとなるとランチとかデザートの用意して家もピカピカに片付けなあかんやん?だから…心の余裕がないねん、今は。」

 

りさちゃん「そう…なんや。」

 

お互いもうじゅうぶん探り合ったからね!

 

ドラ母「なかなか難しいよね、赤ちゃんがいると、人を呼ぶのは。」

 

りさちゃん「ドラ母ちゃんとママ友なりたいって言う人もいたで。」

 

ドラ母「へー。ありがたいけど、ママ友はいらんなー。」

 

りさちゃん「…」

 

ドラ母「今度さ、子どもたち幼稚園行ってる時にうちおいでよ。ランチしようよ。」

 

りさちゃん「え!?いいの!?面倒くさくないの!?」

 

ふふふ。やっぱり。

 

ドラ母「面倒くさくないよ。だってりさちゃんはママ友じゃなくて友達やと思ってるから。

 

どーだ!!

これが本当のツンデレ

ツンにデレデレツーンデレ!!(はぁ!?)

 

なんか知らんけど本音で話せるし。テンション上げずに済むし。りさちゃんなら長時間でも大丈夫。

 

りさちゃん「めーっちゃ嬉しい!!ありがとう!!」

 

 

ドラ母「いつでも大歓迎。りさちゃんなら。」

 

りさちゃん「やったー!!お弁当かなんか買って持ってくるわー!」

 

ドラ母「ありがとうー!じゃあデザート用意しとくー!!」

(お弁当は焼き肉弁当でお願いします。)

 

 

こうして、ただのママ友がお友達になりました。って、そう思ってるのはわたしだけかもしれないですが。

 

ちなみに、りさちゃんが持って来てくれたのは食パン4枚切り(20%割引シール付き)でした。

その日は2人でマーガリンを塗ったトーストと私が用意していたデザートのおはぎ(10%割引シール付き)と共に美味しく頂きました。

 

価値観までピッタリな私達。

 

今では良き相談相手です。

 

私達の友情に打算がないかどうかは…

 

 

神様だけがご存知です。(ないことを祈ります。)