何をどうしていいのかわからない旦那と無駄にイラつく短気な嫁
こんにちは。ドラ母です。
旦那歴10年、父親歴6年のうちの旦那は、休みの日には私の後をついて回るコガモと化します。
6歳と1歳の子も漏れなくガーガー言いながらついて回るので、休日の我が家ではカルガモ親子の行進が行われているわけです。
子ども達が母に着いて回るのは何とも可愛い光景ですが、なぜに旦那までコガモのように着いて回るかと言いますと、
"さっさと用事を済ませて1秒でも早く外出する為に嫁を手伝いたいけど何をしたらいいのかサッパリわからないから嫁が手を付けた家事の中で自分にもできそうな事を探す為"です。
長くなりましたが要は、家事を分担して午前中には出発してたくさん子ども達を遊ばせて夕方には夜ご飯と風呂を済ませて8時就寝を狙っているのです。
え、まだ長いって?
つまりは、夜の自分時間確保の為に朝からキビキビとスケジュールをこなしたいんです。彼は。
大切なゲーム時間確保の為に。
理由が何であれ、子ども達を20時に就寝させたいという私の希望と一致しているので、旦那が自ら進んで家事育児に協力しようとするその姿勢は大歓迎なのですが、何しろ私は短気嫁。ついついイライラしてしまいます。
え、何にイライラするんだこの罰当たりが!って?
旦那歴10年、父親歴6年の彼が、未だに休日の朝において出発前に何をどうしていいのかわからない状態でいる事がとてつもなくイライラするんですよ。
旦那が自ら考え行動してくれる事と言えばコーヒーを淹れる、ただそれだけです。
…って、それだけでは私のイライラが伝わらないと思うので、まずは、我が家の休日の朝のルーティンからお話しますね。
①朝起きてすぐにお茶を沸かす。
②1回目の洗濯機を回す
③朝食準備
④子ども達の歯磨き
⑤朝食
⑥2回目洗濯機を回し1回目を干す
⑦上の子ピアノ練習
⑧片付け・身支度
⑨2回目洗濯物を干す
⬇️
出発
これだけです。
上の子が生まれてからずっと変わらずこれだけ。
昼食を食べてから出かける時もありますが、だいたいこんな感じ。
簡単でしょ?
私がさっさと起きて全てやり終えてから家族を起こせばいいだけなんですが、休みの日くらいゆっくり寝たいので家族が起きるまで夢の中でくつろいでるんです。
(ちなみに今日の夢は私が女優の卵で、同じ事務所の先輩の桐谷美玲さんと比べられ、劣等感に苦しむというリアルな悪夢で全然くつろげませんでした。)
子どもがグズっても旦那に任せて用事できるからってついつい安心して夢の中にいるんです。
で、子ども達によって嫌々ながらも夢から引っ張り出されて、渋々ルーティンをこなすわけですが、そこで毎回、のそのそ起きて来た旦那が言うんです。
「俺がやるからママは自分の用意しておいで」
って。
「そしたら早く出られるやろ?」
って。
ありがたいお言葉をくれるわけです。
別に私はメイクやヘアスタイルに全く時間をかけないので(マスクするからほぼスッピン)、身支度に5分もかからないんですけど、アホのひとつ覚えみたいに毎回言ってくれるんですよ。
「俺がやる」って。
だから私も、
「ありがとう」
とお願いするんです。
そこまで言ってくれるならお願いして、身支度さっさと済ませて掃除機かけとこうかな、とか、洗濯たたもうかなとか、欲を出して前日に出来なかった家事に取り掛かるんですよね。
そしたら私が手をつける家事を全部「俺がやる」つって取り上げてくるんですよ、旦那が。
嫁が忙しそうだから分担したいけど、何をしたらいいのかわからなくて気まずいんでしょうね。
私も、幼稚園の役員だった時には、何をどうしていいか全くわからず立ち尽くす事がよくあって、他のママにイラつかれるっていう非常事態に陥った事が何度もあるのでその気まずさは痛いほどわかるんですけどね。
だけど私からしたらね、旦那には休みの日くらいゆっくり子ども達と遊んであげてほしいだけなんです。
そしてその間に伸び伸びと自分のペースで家事をこなしたいだけなんです。
なのにただひたすら私の後を追い回して「俺がやる、俺がやる」って言われるとなんか急かされてるみたいでだんだんイライラしてくるんですよ。
「いいから子ども達と遊んであげて」
って言うと、後追いの激しい1歳をあやすのはハナから諦めて6歳の上の子だけと遊ぶんですよね。
まぁ、仕方ないんですけど、ちょっとは子ども2人を同時に喜ばせる術を磨いて欲しいなって思うんです。
旦那が家にいる時くらいは自分のペースで家事に集中したいって思うただそれだけなんですけど、それがなかなか上手くいかないんですね。
でも、まぁ仕方ないか。色々してくれるし助かるよなって気を取り直して次は上の子のピアノ練習に付き合うんです。1歳児をあやしながら。
これがまたなかなか大変なんで、できればピアノ練習中くらいは旦那に後追いボーイの面倒を見て貰いたいんですが、なぜかその間は姿を消すんですよね。旦那が。
あ、たくさん家事しなあかんから仕方ないよなって、またまた気を取り直してピアノ練習して、やっと終わって、眠くて超絶不機嫌な1歳児に授乳しながら、さぁ、落ち着いたら出かけようかなって、ふと家の中を見たらですね。
全部終わってないんですよ。
2回分の洗濯干すのも、前日の洗濯物を畳むのも、洗い物も片付けも、掃除機も。全部が中途半端。
旦那が私から引き継いだはずの家事が全部途中で終わって家中散らかってるんですよ。
何やこれはー!?
家中ぐちゃぐちゃやないかー!!
って大声張り上げそうになるのを必死に我慢して我慢して、そして言うんです。
「何やこれはー!?ぐちゃぐちゃやんか!!」
(言うてるやないかい。)
そしたら旦那が、
「え、何が?」
とか言ってお得意の火に油を注ぐという技を繰り出します。
「いやいやいやいや。何が?と違うやろ。べちゃべちゃに濡れた洗濯物が干されずに床に散らばってますやん。」
「あ、忘れてた。」
「洗い物大量に残ってテーブルの上も大惨事ですやん。」
「あ、忘れてた。」
「畳みかけの洗濯物が家中に散乱してますやん。」
「あ、それは二太郎(1歳息子)の仕業です。」
うるさい!そんな事だけドヤ顔で言うな!
アンタがさっさと畳まへんからやろ!!
「子どものせいにする気でっか?」
「いえ、そんな事は…あっ!!チッ!くっそ!」
「何か文句あんの!?」
「違う違う。城が攻められてる!」
結局は一旦は旦那に任せた全ての家事を怒り心頭でこなしながらぶつぶつ言う私の小言をおとなしく聞いているかに思われた、彼の視線はスマホに注がれていました。
攻められとけ!!
城なんか炎上してしまえ!!!
だったら出すな!
最後までしないんだったら最初から手出すな!
だからイライラしてしまうんや!
何で城の事で頭いっぱいやねん!
こうして嫁のストレスは解消されぬまま、脂肪となって蓄積されていくのです。
あぁ、こんな事でイライラしてたらダメだ。
また眉間のシワが深くなるぞ。
子ども達がじっと見てるぞ。
笑おう。笑おう。腹立つけど笑おう。笑ってたら気持ちが落ち着いてくる。
旦那は見るな。視界に入れるな。腹が立つ。
子どもを見よう。あぁ可愛い。癒される。
あぁ…
「晩ごはんは何?」
何か言うとるわ。無視無視。
「今日は8時に寝たいからよろしく!戦に備えなアカンから。」
何?戦やと?
あー、夫婦合戦の事ね。
受けて立ちましょう。
おわり。
今日もくだらない話を聞いて頂きありがとうございました〜♪