良妻賢母になれなかった悪妻
こんばんは。悪妻です。
おっと間違えた。ドラ母です。
いつもこのブログを読んで下さっている方はもう薄々お気付きのこととは思いますが、実は私、悪妻なんです。
自分が悪妻だと気付いたのはほんの1週間ほど前なんですけど、かれこれ6年程やってます。(やめてしまえ)
なんで今まで気付かなかったのかって?
悪妻だからです。
なんで今さら気付いたかって?
悪妻だからですよ。
先日友達とラインしてて、ふとしたことからその友達が家事も育児も全部1人でこなしてるっていう事実を知ったのですよ。
しかも彼女、バリバリの正社員なのに。
家事も育児も仕事も全部1人でこなしてる上に手を抜かないのだと。
もうびっくりしました。
どんだけ良妻賢母やねん、て。
頑張りすぎちゃうんか?って。
で、それをきっかけに幼稚園ママ達と交わした会話がふわぁっと走馬灯のように蘇ってきましてね。
「うちの旦那、お風呂掃除しかしてくれへん」
話の流れでポロっと愚痴をこぼしたら、
「えー!旦那さんお風呂掃除してくれるん!?すごい優しいやん!いーなー!うちなんて全く何もしてくれへんで」
とわいわいガヤガヤ盛り上がりまして。
当時私は第二子妊娠中の妊婦だったんで、もっといたわってくれよと旦那に不満たらたらでしたからママ達の反応に面食らいました。
そんな私をよそに盛り上がるママ達。
「○○さんとこの旦那さんは奥さんが日曜日に仕事に行ったら子どもの面倒見ててくれるらしいで~。神やわ。」
えっ!?
子どもの面倒見てるだけで神?
父親なんやから当たり前ちゃうの!?
「すごいよなー!うちなんてパートは平日だけにしてくれって言われてる。旦那の休みに子ども預けたら嫌がるから。」
はぁ!?
子どもを預ける?
預ける?預ける!?
自分の子どもやろ?父親やろ?預かるんちゃうやろ。れっきとした保護者やろ。
「うちもやで。お金稼がなアカンのに、旦那も休ませなアカンし。」
ナメとるな。
ろくでもない旦那達やな。
アホちゃうか。
とはもちろん言ってませんが開いた口がふさがりませんでした。
みんなそんなに頑張ってるん?
私ヤバいやんって。
まぁね、うちもはじめはそうでした。
結婚したら旦那さんをちゃんと立てなさい。
両親にそう教わっていたので家事も育児も女の役目だと思ってました。
旦那には子どもとちょっと遊んでもらえたらそれでじゅうぶん。
休みの日にはしっかり休んでもらいたい。
そうやって思う存分旦那を甘やかしました。
そうするとね、どんどんどんどん図に乗りやがったんですよ。旦那が。
*共働きの新婚時代。帰宅時間が旦那より30分早いだけで全ての家事をこなしていた私に向かって。
「え、今日のおかずこれだけ?3品しかないやん」
*一切料理をしないくせに毎日冷蔵庫をチェック。
「冷蔵庫に大量に刻んであるキャベツ、ほんまに明日で使い切れるん?腐らせて捨てるなんてしたらアカンで」
*産後、泣き止まない娘を平均睡眠時間2時間で必死にあやしていた私に向かって。
「子どもの泣き声で寝れへん。俺は仕事やねんからもうちょっと気を付けて」
*週2回のスポーツジムで爽やかな汗を流し自分だけストレス発散して帰宅した際の言葉。
「まだ子ども寝かせてないの?何時やと思ってんねん。生活リズムちゃんとしーや」
*私のパート中、2時間子どもと過ごした後に。
「マジで疲れた。早く代わって。俺はパチンコ行ってくる」
*第二子の産後、上の子どもが立て続けに体調をくずし看病と赤ちゃんの夜泣きで疲弊し、風呂掃除しかしない旦那に仕事の前に洗濯物を干してから行って欲しいとお願いした私に向かって。
「俺に多くを求めすぎやわ」
などなど、まぁ腹の立つことばかり。
あいにく私は仏の心を持ち合わせていないので何度となくぶちギレてきました。
私はアメーバか!?
1人で勝手に増殖してるんか!?
なぁ?言うてみろ。
誰の子やねん?
私はルンバか!?ダイソンか!?
なんで毎日毎日掃除してんのに当たり前のように散らかすねん!!
子どもが熱出してもあんたが安心して仕事ができてジムまで行けるのは誰のおかげやねん!!
文句言うなら家政婦とベビーシッターを毎日雇えるだけ稼いでからにしろ!!
私が明日死んだらどうすんねん!?そんなんで子どもを育てられんのか!
大事な子ども達を安易に親戚や施設に預けてみろ。
あんたの親兄弟も一緒に祟ってやるからな!
休みの日くらいゆっくりしたいやと!?
ソレはこっちのセリフや!ふざけんなよ!!
大変お恥ずかしいですが、私は良妻賢母の方々には聞くに絶えないほどの暴言を旦那に浴びせてきました。(言葉遣いはもうちょっと丁寧でしたよ)
イライラも全身全霊で態度に出してたし、顔は鬼だし、悪妻そのもの。
かわいそうな旦那は、もう私に一切の反論をしなくなりました。
今では休みの日はゆっくりするものじゃない。嫁と協力して子ども達と過ごすものだと思っているようで、私の機嫌ひとつで全てを察知しテキパキ動いてくれるようになりました。
「ママ、いつもありがとうな」
とか言いながら。
専業主婦の私がこんな悪妻としてのさばっているというのに、友達は本当にすごいなと感心します。
アカンな、私。
散々えらそうにわめきながら手抜きしまくりやもん。
料理は冷凍食品とかうどんとかパスタとか焼き飯ばっかりやし。
片付けはするけど掃除機はたまーにやし。
布団もたまーにしか干さへんし。
しょっちゅう寝坊するから旦那の朝食も弁当も全然作ってないし。
しかもデブやし天パやし。
あーあ。かわいそうなパパ。
ま、いっか。
だって私は悪妻だから。
無理やねん。良妻賢母になれる器じゃないねん。
ごめん!ごめんよ、パパ。
こんな悪妻で。
食べてばっかりで。
良妻賢母、憧れたけど無理でした。
ほんま、ごめん。
なりたかったな。
なんでも完璧にこなせる美しい良妻賢母に。
でも私がそれを目指すとイライラして家庭崩壊してしまうので、このまま悪妻として幅を利かせることにします。
母親としてはどうなのか、、、
それは将来、成長した子ども達にジャッジしてもらおうと思います。
今日も聞くに絶えないくだらない話を聞いて頂きありがとうございました。
それではまた。