うちのくだらない話

ポジティブに生きたい母の心の叫びを綴るブログ

小学校で地味な文房具が指定されている理由にゾッとした話

最近問題になっている体操服の下の肌着着用禁止というおぞましすぎるブラック校則以外にも色々な校則がありますが、なかでも“文房具は地味な物で”という指定があったりしませんか?

 

最初それを聞いた時には、日本はいちいちうるさいな!!持ち物まで口出しするなよ、余計なお世話や!!と、ほんのちょっとムカムカしました。

 

地毛であっても茶色とか天パとか許さない!髪は全員黒色直毛一択!!っていうブラックにも程があるバカな校則と同じ類いだと思ったからです。

 

だけど、違いました。

 

子どものやる気をアップさせる為にも好きなキャラクターの物で揃えたいと親なら思うものですが、先輩ママ達からなぜキャラクターの文房具が禁止なのか、その理由を聞いて納得するのと同時にゾッとしました。

 

キャラクターの文房具が禁止されているのはなぜなのか。

 

それは、

 

人の物を平気で盗む子どもがいるからです。

 

しかもそれに気づいたであろう親も、

 

平気で見て見ぬふりをするからです。

 

私が先輩ママから聞いた中にこんな話がありました。

 

その先輩ママのお宅は、決して子どもの友達を家に入れないというルールを決めていて子ども達もそれをちゃんと守っています。

 

友達が多く親子ともに人気のママ宅だったので人の出入りは激しかったらしいのですが、ある日を境に子どもの友達は立ち入り禁止となりました。

 

子どもが大切にしていた文房具一式が盗まれたからです。

 

それは学校に持って行ったことがない、家の中だけで使っていたお気に入りの文房具。

 

全てサンリオの同じキャラクターで統一されていて、しっかり名前も書いていました。

 

学校では地味な物しか使えないので、家でくらいは大好きな物で勉強したりお絵描きしたりしたいだろうと、ママがプレゼントした物。

 

ママの子Aちゃんが大切にしていたその文房具一式が友達5人を家に呼んだ日に消えたのです。

 

5人はとても仲良しだったので疑いたくはなかったというその親子は、もしかしたら友達が間違えて持って帰ってしまったのかもしれないと全員に直接確認しました。

 

しかし全員知らないと言いました。

 

しばらくすると、5人の中の1人Bちゃんがママ宅から消えたサンリオの鉛筆(Aちゃんの名前入り)を持って登校するようになりました。

 

消えたのは文房具一式ですが学校に持って来ていたのは鉛筆1本だけ。

 

しかし子ども達はよく見ています。

 

「ちょっと!それAちゃんの鉛筆やんか!」

 

5人のうち4人が気づいてBちゃんを問い詰めました。

 

するとBちゃんは言いました。

 

「これはAちゃんからもらった。」

 

その日、運悪くAちゃんは風邪でお休みでしたが4人はBちゃんを信じられず、後日Aちゃんに確認しました。

 

「鉛筆なんて1本もあげてない。」

 

その話はAちゃんからママの耳にも入りました。

 

ママは、これ以上Bちゃんを問い詰めてもトラブルになるだけなので担任の先生に相談することにしました。

 

先生は本人に確認し、Bちゃんのママに連絡を取ると約束してくれました。

 

しかし、Bちゃんのママとはなかなか連絡がつかず、Bちゃんは鉛筆は自分の物だと言って引き下がりません。

 

鉛筆の名前の部分もいつの間にか削り取られていてAちゃんの物だという証拠すらありません。

 

このまま泣き寝入りするなんて悔しい!と思っていたら自宅のインターホンが鳴りました。

 

玄関を開けるとBちゃんが1人で立っていました。

 

そしてAちゃんママに向かって言い放ちました。

 

 

「私は本当にこの鉛筆をAちゃんに貰いました。なくなった他の文房具は知りません。ウソついてるのはAちゃんです。だけどこれ以上私が疑われるのは嫌だからこの鉛筆は返します。だからお母さんに連絡しないでください。」 

 

そしてさっさと帰って行きました。

 

Aちゃんとママはあっけに取られてしまいました。

 

それ以来、友達は家に入れないことにしたそうです。

 

身バレ防止の為にだいぶ脚色してますが、小学校ではこんなことが日常茶飯事だそうで、平気で人の物を盗む子どもがいるそうです。

 

だから盗み癖のある子どもが盗みたくならないように、地味な文房具を指定されている場合があるのです。

 

人の物を盗んで平気でウソをつく子どもがいるなんてゾッとしませんか。

 

しかもそういう子どもがクラスに必ずいるなんて。

 

ブラック校則も問題ですが、そこに至るまでにはいろんな苦労が学校の先生にもあったのだろうと思います。

 

もちろん、肌着着用禁止、男性教師による胸の発育確認を経て肌着着用許可などの校則は言語道断ですが、文房具に関しては私も納得したので校則に従います。

 

そして、なんでも学校に丸投げせずにまずは我が子の事は親がちゃんと管理すべきだとつくづく思います。

 

そもそもちゃんと我が子を見ていたら盗みなんてしないはずだし、万が一盗んでしまっても親なら気付いてすぐに子どもと一緒に謝りに行きますよ。

 

学校からの連絡を無視する親って何?

 

子どもの持ち物に関心ない親って何?

 

親じゃないわそんなものは。

ただの同居人や。

 

躾はまずは家庭から。

 

学校の先生は忙しいねん!!躾まで任せるな!

勉強教えるだけに専念させて欲しいわほんまに!!

 

躾も責任も学校に丸投げにして我が子を見てない親の子どもがいじめをすると思うので、うちはしっかり目を見開いてスマホじゃなくて我が子を見つめ続けます。

 

我が子が加害者にならないなんて思わず、我が子だからこそ客観的に冷静に見守りたい。

 

そして校則は、全国一律に正々堂々と決めればいい。

 

学校には学校の現場の苦労があるはずなので、その理由と共に校則を周知してくれたら親も素直に従います。

 

だから子どもだけに校則を伝えるのもやめてほしい。

親にも伝えてもらわないと、子どもはまだまだ善悪の判断ができないので。

 

学校と保護者がもっと協力しあえる世の中になれば、先生達の苦労もいじめも減るんじゃないかと思う今日この頃です。

 

おわり。